
ガラナは、ブラジルのアマゾン川流域に自生する、房状の小さな赤い果実をつける「つる状植物」です。青々と茂ったアマゾン熱帯雨林では高さ12m位まで成長します。実が熟して弾けると中から黒い種が現れ、その姿は神秘的でさえあります。
熱帯雨林の先住民によりこの薬用植物は古くから使われていました。南米インディヘナの部族、特にガラナの名前が由来しているガラニス族では、乾燥させた種を煎り、水と混ぜてペースト状にし、チョコレートと同様の方法で、様々な食品や飲み物、薬品の原料の一つとして利用されて来ました。

ガラナは一般的に強壮剤として広く知られています。それはガラナが体内のエネルギー燃やす働きを助ける成分を持っているからです。
ガラナの種に多く含まれるカフェインの生理作用の1つに、血液中の遊離脂肪酸の濃度を上げる働きがあります。血液中の脂肪酸の濃度が高いと、筋肉、その他の組織のエネルギーの代謝は脂肪酸を分解する方向に傾きます。血液中の脂肪酸の元は皮下脂肪などの貯蔵脂肪です。これが分解されて血液中に放出される、つまり脂肪を分解することになります。
また、ガラナの主成分である『ガラニン』には、筋肉中の乳酸(疲労物質)を取り除き、疲労を回復させ、筋肉の機能を活性化させる作用があり、結果的に筋肉の基礎代謝能力を向上させます。
さらにこのガラニンは、食欲を適度に抑制し食生活のリズムを正常にする作用や、血管拡張特性により老廃物質等を効果的に除去する作用、さらに興奮作用や発熱を促し、強力に基礎代謝能力・ダイエット効果を高める作用があります。また、基礎代謝能力を向上させることはダイエットによるリバウンドを防ぐことにもつながります。
ガラナの種子には他にもアデニン、コリン、カテキン、グアニン、ヒポキサンチン、サポニン、タンニン、澱粉などが含まれます。そのなかでもカテキンは、日本では緑茶に含まれる成分として有名ですが、アルツハイマー病の誘因物質と考えられているベータアミロイドの毒性を抑える働きがあり注目されています。